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「結局、チニングって何のワームが一番釣れるの?」

※画像はキビレです。
チニングを始めたばかりのころ、ワームの種類が多すぎて正直何を選べばいいかわからなかった。
甲殻系、クロー系、シャッドテール系……
SNSで調べても「これが釣れる」「いや自分はあっちの方が釣れる」と情報が錯綜していて、結局タックルボックスに何種類も入れては迷い、みたいなことをずっと繰り返していた。
そんな状況を一変させてくれたのが、ケイテックの「クレイジーフラッパー」だった。
初めてフリーリグにセットしてボトムを引いた日、3投目でコツンとアタリが出て、グイっと重くなってロッドが曲がった。
上がってきたのは40cm後半のチヌ。「あ、チニングってこういうことか」って思った瞬間だった。
それ以来、クレイジーフラッパーは自分のチニングにおける"絶対的なエース"になっている。
結論から先に言う。チニングでワーム選びに迷っているなら、クレイジーフラッパーを買っておけばまず間違いない。
なぜクレイジーフラッパーはチニングで釣れるのか?

※公式HPから引用
「なんとなく釣れそう」じゃなくて、ちゃんと理由がある。一つひとつ言語化していく。
① 強波動パドルがチヌの側線を刺激する
クレイジーフラッパーの最大の特徴は、ボディ両サイドに付いた大きなパドル(フラッパー)だ。
このパドルはリトリーブやボトムバンプをしたとき、水を大きく押しながらバタバタと激しく動く。
チヌはこの「水の振動=波動」を側線で感知して反応する。視覚ではなく感覚で気づいてもらえるので、濁りが強い日や夜間でもしっかりアピールできる。
ハゼや小ガニが慌てて砂底を逃げる動き——その"じたばた感"がパドルの動きと一致しているんだと思う。
チヌにとってはたまらないエサに見えているはずだ。
② フォール中も「仕事」をしているワーム
フリーリグでキャストしてシンカーが先に沈んでいくとき、ワームはテンションフリーの状態でゆっくりと落ちていく。
このフォール中、クレイジーフラッパーのパドルとアームはわずかな水流を受けてヒラヒラと揺れ動く。
止まっていてもナチュラルに動き続けるのがこのワームの強みで、「ボトムに落ちてからアクションする」という概念ではなく、フォールの段階からすでにチヌを誘っている。
実際、アタリがフォール中に出ることは珍しくない。
ラインがふっと緩んだり、スッと走ったりしたらすかさず合わせるのがポイントだ。
③ ズル引きでもリフト&フォールでも、どちらでも機能する
チニングのアクションは大きく分けて「ズル引き」と「リフト&フォール」の2系統があるが、クレイジーフラッパーはどちらでも高いパフォーマンスを発揮する。
- ズル引き:ボトムをゆっくりズルズル引くだけで、パドルが水を掻きながら存在感を主張する。底生のカニやエビを演出しやすい。
- リフト&フォール:ロッドを持ち上げてフォールさせるたびに、パドルが開閉してアピール。ボトムを叩く音(感触)もチヌを引きつける要因になる。
「どっちでやればいいの?」という初心者の迷いを、「どっちでも釣れる」という懐の深さで吸収してくれるワームなのだ。
④ プレッシャーが高い場所・濁り・夜に強い
チニングのフィールドは都市部の港湾や河川が多く、釣り人の多いエリアでは当然チヌも警戒心を持つ。
そういったハイプレッシャーな状況でも、クレイジーフラッパーは強い。
波動が強いため、チヌが「これは何だ?」と興味を持ってしまう。
過剰なリアクションというよりも、ナチュラルに見えるのに存在感が強いというバランスが絶妙なのだ。
また、濁り水や夜間は視覚頼みのワームが弱くなるが、波動系のクレイジーフラッパーはそういう条件でも仕事をしてくれる。
実際、自分のベストフィッシュのほとんどは夜か濁り後のタイミングで釣れている。
実釣!クレイジーフラッパーの使い方・セッティング

※公式HPから引用
実釣の前に
自分自身も忘れがちになるのだが、パッケージから出した直後はテールとヒゲがくっついた状態になっている。
写真の通り、切り離して使うことでクレイジーフラッパーの性能を最大限引き出せる。
おすすめリグ:フリーリグ一択から始めよう
チニングにおけるクレイジーフラッパーのベストマッチは、ズバリ!フリーリグだ。
フリーリグとはシンカーとワームがフリーな状態になるリグで、着底後にワームだけがゆっくり沈んでいくのが特徴。
このフォールタイムがチヌへのアピールタイムになる。
タックルセッティング例:
| パーツ | 目安 |
|---|---|
| ロッド | チニング専用ロッド 6〜7ft、ML〜M |
| ライン | PEライン 0.6〜0.8号 |
| リーダー | フロロ 2〜3号(1〜1.5m) |
| シンカー | タングステンシンカー 5g〜10g |
| フック | オフセットフック #1〜#1/0 |
| ワーム | クレイジーフラッパー 3.6インチ |
シンカーウェイトの選び方
シンカーの重さはフィールドの水深と流れの強さで決める。
- 5g前後:水深1〜2m程度の浅い干潟、流れが穏やかな港湾エリア
- 7g前後:水深2〜4m、やや流れがある場所での標準ウェイト
- 10g以上:水深が深い、流れが強い、風が強い日の対策
迷ったら7gから始めるのがおすすめ。ボトムがしっかり取れていれば問題なく釣れる。
基本アクション:難しいことは何もいらない
① ズル引き(基本中の基本)
キャストして着底を確認したら、ロッドをほぼ動かさずにリールをゆっくり巻くだけ。
ボトムから離しすぎないのがポイント。チヌはほぼ底べったりを意識しているので、ボトムコンタクトを保つことが最優先。
② ボトムバンプ(食い気が低いときに効果的)
ロッドを軽くチョンチョンと煽ってワームを跳ね上げ、フォールで食わせる。
跳ね上げの高さは10〜20cm程度で十分。大げさに動かす必要はない。
アタリの出方:「コツン」と「モゾ」を見逃すな
チニングのアタリは、バス釣りのような豪快なものだけではない。
- 「コツン」:ボトムで何かを叩いたような単発の衝撃。これはチヌがワームをつついた合図。
- 「モゾモゾ」:ラインが微妙に重くなってモゾっとする感じ。口に入れてクチャクチャしている状態。
- 「スッと重くなる」:巻いていたら突然重くなる感触。これは飲み込んだサインでチャンス大。
コツンやモゾに対しては、焦らず少しラインスラックを取ってから合わせるのがコツ。早合わせは禁物。
「重い?よし、合わせ!」くらいのテンポが正解だ。
カラー選びとサイズ
カラー選びの基本:「濁り度」で変える
クリア〜薄濁り(晴天・干潟・澄み水)
| カラー | 特徴 |
|---|---|
| ウォーターメロン | 定番中の定番。クリアなら迷わずコレ |
| グリーンパンプキン(グリパン) | 少し濁りが入り始めたころでも対応 |
| ジューンバグ | プレッシャーが高いスレた個体に |
濁り〜激濁り(雨後・河川・夜間)
| カラー | 特徴 |
|---|---|
| チャート系 | 視認性が高く、濁りへの強さは抜群 |
| ブラック/ブルーフレーク | 夜の定番。シルエットがくっきり出る |
| 赤系(レッドフレーク入り) | 濁り+マズメ時に効果的 |
迷ったら「グリパン」か「ウォーターメロン」を買っておけば9割の状況に対応できる。
サイズ展開が多い
クレイジーフラッパーは2、2.4、2.8、3.4、3.6、4.4inchと痒い所に手が届くサイズ展開になっている。
筆者がチニングで多用するのは2.8inchと3.4inchだ。
使い分けとしては3.4inchから始め、アタリがあるけど乗らない。というときに2.8inchにサイズダウンをする。
推奨フックサイズは
● 2.8inch:オフセットフック#1、#2
● 3.4inchオフセットフック#1/0、#2/0
2種類のサイズ、フックを持っていけば間違いはない。
こんなときはクレイジーフラッパーを投げろ
正直、いつ使ってもいいワームだが、特に「これ」という場面がある。
✅ とにかく1匹釣りたいとき(初心者こそコレ)
「チニングを始めたけどまだ釣れていない」という人にこそ使ってほしい。
波動が強くてアピール力が高いので、チヌが近くにいれば気づいてもらいやすい。最初の1匹を釣る確率を上げてくれるワームだ。
✅ 活性が低い・渋いと感じたとき
「なんかアタリが出ない…」という日に、実はクレイジーフラッパーに変えたら釣れたという経験が何度もある。
ナチュラルに見えるのに強く誘えるのが、活性が低い個体のスイッチを入れることにつながるのだと思う。
✅ ナイトゲーム
夜は視覚に頼れないチヌが側線フル稼働で捕食する時間帯。波動系のクレイジーフラッパーはそんな夜に特に刺さる。
カラーはブラックかチャートを基準に、状況を見ながら試してみよう。
✅ 濁りが入っているとき(雨後・河川増水後)
雨が降ったあと、河川や港湾が濁ることがある。こういったとき、スリムなワームやナチュラル系ワームはアピール不足になりがち。
クレイジーフラッパーのパドルが出す波動は、水が濁っていてもしっかりチヌの感覚器を刺激してくれる。
チニングで迷ったら、まずクレイジーフラッパーを投げてみてください
長々と書いてきたが、結局言いたいことはシンプルだ。
チニングでワームに迷ったら、ケイテック クレイジーフラッパーを選べばいい。
- 強波動パドルがチヌを引き寄せる
- フォールでもアクションしている
- ズル引きでもリフフォでも釣れる
- 濁りにも夜にも強い
- カラーはグリパンとウォーターメロンがあれば十分
難しいことは何もない。フリーリグにセットして、ボトムをゆっくり引くだけでいい。最初はそれだけ意識してほしい。
釣りを長くやっていると「やっぱりこれが釣れる」と思えるワームに出会うことがある。
自分にとってクレイジーフラッパーはまさにそういう存在だ。
まずは1パック買って、次の釣行で投げてみてください。きっとその強さを体感できるはずです。