
チャターを巻いていて、こんなふうに迷ったことはないでしょうか。
「濁ってるし強めに見せたい。でも普通のチャターだと少し違う気がする」
「逆に、水がそこまで悪くない日は波動が強すぎて見切られてる気もする」
そんなときに気になるのが、レイドジャパンのマックスブレードです。
しかもこのルアー、ただの色違いや重さ違いではなく、Type-POWER と Type-SPEED で性格がかなり違います。
どちらも同じ“チャターベイト”ですが、使いどころを間違えると「思ったほどハマらない」と感じやすいルアーでもあります。
逆に、状況が合うとかなりわかりやすく仕事をしてくれるタイプです。
この記事では、元になった実釣感覚をベースにしながら、Type-POWERとType-SPEEDの違い、向いている状況、選び方をわかりやすく整理します。
先に結論を言うなら、
- 濁り・風・ラフコンディションでしっかり見せたいならType-POWER
- クリア寄り・プレッシャー高め・速巻き対応まで求めるならType-SPEED
この理解でだいたいOKです。製品コンセプトもその方向でかなり明確に分かれています。
Contents
マックスブレードってどんなルアー?
レイドジャパンのマックスブレードは、同社のブレーデッドジグシリーズです。
特徴は、最初から「強」と「微」の二極化で作られていること。
- Type-POWER … 強波動でスローにしっかりアピールする王道寄り
- Type-SPEED … 高速・微波動・超ハイピッチでタフな状況に対応する新機軸
つまり、「どっちもチャターっぽいから同じようなもの」と考えると選び方をミスりやすいルアーです。
レイド側も、従来のブレーデッドジグでは拾いきれなかった魚を取るために、あえて2方向に振って作っているとしています。
スペックと価格帯
MAXX BLADE Type-POWER
- ウエイト:11g / 14g
- 価格:税抜1,100円(税込1,210円前後)
- 特徴:強波動・スロー寄り・ブラシガード搭載
MAXX BLADE Type-SPEED
- ウエイト:8g / 11g / 14g
- 価格:税抜1,100円(税込1,210円前後)
- 特徴:高速対応・微波動・超ハイピッチ・広い速度域に対応
価格帯としては、ハイエンド系チャターよりは手を出しやすめ。
ただ、買うときに大事なのは値段よりも、自分のホームに合うのがどっちかです。
実釣イメージに近いのはどっちか
春先の野池で、水温13〜15度前後、前日の雨でやや濁り、シャローフラットに薄くウィードが出始めているタイミング。
オープン寄りをただ巻きして、岸から10m付近で明確なバイト。1日で2バイト1キャッチ、サイズは35前後という内容でした。
この状況により近いのは、やはりType-POWERです。
というのも、Type-POWERは公式にも
「強波動でスローに、しっかりアピール」
「濁りや波風などで荒れたラフコンディション」
「ウィードやブッシュなどに潜む魚に遮蔽物越しにアピール」
という方向で設計されています。
元記事にあった
「濁りシャローで反応が良かった」
「バイトがガツッと出た」
「横引きで広く探ると強い」
という印象は、まさにこのType-POWERのイメージと重なります。
逆に、Type-SPEEDのほうは、クリア気味の水質やオープンウォーター、無風〜微風、ハイライト、流れのある場所、高速巻きまで含めた使い方に強い設計です。
同じ“巻き物”でも、狙っている魚の出し方が少し違います。
Type-POWERの強み
1. 濁りが入ったときに強い
Type-POWERの一番わかりやすい強みはここです。
水が少し悪い日、風が当たる日、波立っている日、あるいは雨後の野池。そういう“見せて気づかせたい”状況で使いやすい。
強めの振動で存在感を出せるので、広く探りながら魚に気づかせやすいのが魅力です。
普通のチャターで少し弱いと感じるときの一手として入れやすいタイプだと思います。
2. シャローの横引きと相性がいい
元記事でもそうでしたが、シャローのオープン寄りやウィードフラットをテンポよく流していく釣りにハマりやすいです。
キャストして、一定レンジを意識しながら巻くだけ。
変に細かい操作を入れるより、“ちゃんと泳ぐ速度”を守って引くほうが持ち味が出やすいタイプです。
3. ボリュームのあるトレーラーを合わせやすい
Type-POWERは、公式にもFULLSWING 4inch / 5inch やエグチャンク4inchのような抵抗の大きいトレーラーと相性がいいとされています。
しっかり水を受けるトレーラーをつけて、さらに強く見せたい場面ではかなり相性がよさそうです。
Type-SPEEDの強み
1. 強すぎない波動で食わせたい日に強い
Type-SPEEDの軸は、高速・微波動・超ハイピッチです。
一般的な“強いチャター”のイメージとは少し違って、よりベイトフィッシュライクでタイトな波動が持ち味。
そのため、
- 水がそこまで濁っていない
- プレッシャーが高い
- 風が弱い
- ハイライトで魚が神経質
という日に出番が増えます。
2. 速巻きしやすい
Type-SPEEDは、高速リトリーブでも水面を割りにくいバランス設計とされています。
なので、「速く巻いてリアクションで食わせたい」「テンポよく広範囲を流したい」という人にはかなり魅力があります。
3. 流れのある場所にも対応しやすい
公式説明では、河川やバックウォーターなど流れの早いエリアの攻略はType-SPEEDの独壇場とまで書かれています。
野池だけでなく、川や流れ込み周りまで視野に入れるなら、Type-SPEEDはかなり面白い選択肢です。
じゃあ、どっちを選べばいい?
かなりざっくり言うと、こんな感じです。
Type-POWERが向いている人
- 濁り気味の野池やリザーバーがホーム
- 春のシャローをしっかり巻いて探りたい
- 風や濁りが入った日の巻き物を強化したい
- ブレーデッドジグらしい強い存在感がほしい
- やや太め・大きめのトレーラーも使いたい
Type-SPEEDが向いている人
- クリア〜ステイン寄りの水で使うことが多い
- オープンウォーターを速めに巻く釣りが好き
- ハイプレッシャー時の巻き物が欲しい
- 無風〜微風や晴天時の繊細な巻き展開を増やしたい
- 河川や流れのある場所でも使いたい
注意点と向かない場面
Type-POWERの注意点
Type-POWERはブラシガード搭載です。
そのため、ノーガードのチャターよりは攻めやすいはずです。
ただし、それでも本質は横引きでサーチするブレーデッドジグ。
テキサスリグみたいにヘビーカバーの奥へねじ込むルアーではありません。
ブッシュやウィード際をかすめるくらいはこなしても、撃ち物感覚で使うと期待がズレます。
Type-SPEEDの注意点
Type-SPEEDは“強く見せて押し切る”釣りより、状況に合わせてスピードと波動で食わせるタイプです。
なので、ドロ濁りや爆風みたいなわかりやすいラフコンディションでは、むしろType-POWERのほうが使いやすい場面も多いはずです。
「なんとなくType-SPEED」と選ぶより、ホームの水色や風の強さで考えたほうが失敗しにくいと思います。これは製品コンセプトから見た判断です。
他のチャターとどう違う?
マックスブレードを選ぶときに大事なのは、まず同じシリーズ内でどっちが合うかです。
そのうえで考えるなら、
- Type-POWER
王道の“強いブレーデッドジグ”寄り。濁りや風、ラフコンディション、しっかり見せたい場面で使いやすい。 - Type-SPEED
既存の強波動系とは別軸。クリア気味、水面を割らせず速く巻きたい、タフコンディションで巻きの食わせを作りたい人向き。
つまり、
「普通のチャターの延長で使いやすいのはType-POWER」
「ちょっと違う巻きの切り札として面白いのはType-SPEED」
という理解がいちばん近いです。
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まとめ
レイドジャパンのマックスブレードは、同じシリーズでも性格がかなり違います。
Type-POWER は、
濁り、風、シャロー、ラフコンディションでしっかりアピールしたいときに強い王道系。
元記事の実釣イメージに近いのも、こちらです。
Type-SPEED は、
クリア気味の水、プレッシャーの高い場面、無風〜微風、ハイライト、流れのあるエリア、高速巻きまで対応した“別方向の強さ”を持つモデル。
なので選び方はシンプルです。
- 濁り野池を巻くことが多いならType-POWER
- クリア寄りや速巻きの出番が多いならType-SPEED
この2つを使い分けるだけで、チャター系の引き出しはかなり増えます。
どちらが上、ではなく、自分のホームで出番が多いほうを選ぶのが正解です。