ソウルシャッドを極める。サイズ・レンジ別使い分け・季節攻略を一気に網羅する完全ガイド【インプレ】

まっきー

SNSで話題のリグやルアーを使いがちなミーハーアングラー。 仕事や子育てでまずめを逃しがち。

「水深60 cmから3 mオーバーまで。1本のシステムで“全部”を撃つ──ジャッカル ソウルシャッド。」

冬の澄み切った湖──
水深1 mラインで止めた瞬間、ロッドに微かな重み。
「やっぱりソウルシャッドは冬の切り札だな」と頬がゆるむ。
でも、その同じルアーが真夏の60 cmシャローで高速巻きに食らいつき、
秋にはベイトボールを切り裂くリアクションバイトまで引き出すと知っているだろうか?

ソウルシャッドは“高速巻きでも破綻しない安定感”と
“スラックを活かしたトゥイッチ”という二刀流を武器に、
45 mmから68 mm、SSRからDDRまで8モデルで水深60 cm〜3 m+を完全制圧
するシャッドシステムだ。

本記事では──

  • 全モデルのサイズ・潜行深度を徹底比較

  • 季節ごとのベストレンジ&アクションを具体的に解説

  • そして“レンジを刻む=釣果を積み上げる”というソウルシャッド哲学を余すところなく紐解く。

「ソウルシャッドを極める」その第一歩を、このページから。

ソウルシャッドとは?

ジャッカルの「ソウルシャッド」は、ただのシャッドプラグではない。
それは“縦の釣り”を極めるために設計された、フルレンジ対応の“可変式シャッドシステム”だ。

開発コンセプトは明快だ。
サイズと潜行深度を変えても、巻き心地は変わらない。
つまり、アングラー側はリズムや力加減を変えず、レンジだけを自在にコントロールできる。

その根幹を支えるのが、全モデルに共通したマグネット式移動重心システム
キャスト時はウェイトが飛び、リトリーブで前方に固定されることで、圧倒的な飛距離と立ち上がりの速さを両立している。

さらに注目すべきは、「高速巻きでも失速しないボディバランス」。
リザーバーのバックウォーターや河川の速流域でも破綻しない安定感は、ジャッカルが誇る水中設計技術の結晶だ。

しかも全モデルが、標準でマグロバリ(RB-Mフック)を装備
トレブルを交換する手間すら不要な、まさに“即戦力ルアー”として成立している。


比較表+使い分け

ソウルシャッドの真価は、シリーズとしての完成度にある。

サイズは45mmから68mmまで。
タイプはサスペンド・フローティング・スーパーサスペンド(SSR)まで多彩。
潜行深度は表層下60cmから、なんとドラッギングで4m超まで対応する。

ここでは全モデルを一覧表で整理し、得意なシーズン・狙えるレンジ・使い分けポイントを徹底解説する。

「迷ったら58SP。でも、本当に釣果を伸ばすなら“使い分け”こそが鍵。」

以下の表と一緒に、あなたのフィールドと季節に合った“1本”を見つけてほしい。

モデル全長 / 自重タイプ最大潜行深度※得意シーズン & 使い方
45SP45 mm / 2.7 gサスペンド≈ 1.0 m冬~プリスポーンの“喰わせ”。ハイプレッシャーフィールドの切り札
52SP52 mm / 4.0 gサスペンド≈ 1.2 – 1.5 m45 mmでは小さ過ぎ・58 mmでは強過ぎる時の“間”を埋める
58SR-SP58 mm / 5.0 gサスペンド≈ 1.0 m春のシャロー&サイト。表層下をトゥイッチ&ステイ
58SP58 mm / 5.5 gサスペンド≈ 1.5 mシリーズ基準。迷ったらコレ(巻き・ジャーク両用)
58SSR-F58 mm / 4.5 gフローティング0.6 m真夏の“60 cmレンジ”攻略/カバーの上をノックし根掛かり回避
62DR-SP62 mm / 6.2 gサスペンド2.0 – 2.5 m(ドラッキングで最大4 m)ロングビルを活かしたボトム攻略。ボートでのドラッキング
62DDR-SP62 mm / 6.8 gサスペンド3.0 m+真冬のディープ+夏の急深ブレイク攻略(“ドラッギング”推奨)
68SP68 mm / 9.0 gサスペンド≈ 1.8 mベイトが大きい湖・増水リザーバーで“ハイアピール巻き”
68SSR-F68 mm / 7.7 gフローティング0.8 mシャローの投げ倒し用。ベイトタックルOKの遠投性能

 

使い分けフローチャート|どのモデルを選ぶ?

「どれを投げればいいかわからない…」
そんなときは、このシンプルな判断チャートが役に立ちます。
フィールド状況・季節・水深をもとに、最適なソウルシャッドを即決できるように整理しました。

  1. 狙う水深は1m未満?
     → → → SSR-F(58/68) or 58SR-SP(春のサイトや夏のカバー周りに)

  2. 1〜2mのミドルレンジ?
     → → → 45SP / 52SP / 58SPベイトサイズとプレッシャーで使い分け
     (45=食わせ特化/52=中間調整/58=基準万能)

  3. 2〜3m?ディープエリア?
     → → → 62DR-SP
     → さらに深く攻めたい/ドラッギングしたいとき62DDR-SP

  4. ベイトが大きい?広く投げ倒したい?
     → → → 68SP / 68SSR-F
     (風が強い日やビッグベイト寄りのフィールドで特に有効)


🧠 ポイントは、“モデルを変えても巻き心地はほぼ同じ”というソウルシャッド設計の妙。
だからこそ、「釣れないときはサイズ・レンジを変えるだけで解決する」という信頼感があるのです。

季節別キラーフック

「この時期、どのモデルをどう使えばいい?」
その問いに対するソウルシャッドからの答えは、“全モデルに出番がある”という強さだ。

季節ごとの代表的な活躍シーンを、シンプルな使い方と一緒に紹介しよう。
ポイントは、“水温変化 × バスのレンジ × ベイトサイズ”で使い分けること。


❄ 厳冬期~早春(低水温期)

  • 使用モデル:45SP / 52SP
  • アクション:1~2ジャーク → 5~10秒ポーズ

止める勇気が釣果を分ける季節。
「スッ…ピタ。」と止まるサスペンド設計が、寒さで反応が鈍ったバスのバイトを誘う。
小型シルエットの45SPは超クリアウォーターの食わせ
に。52SPは少し強くアピールしたいときにおすすめ。


🌿 初夏のシャロー(水温上昇期)

  • 使用モデル:58SSR-F
  • アクション:ただ巻き+ストップ
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ウィードトップやリップラップの“60cmレンジ”をかすめ取るように巻くのがキモ。
「ゴツ、ゴツッ」とノックしながら急に止めると、ストラクチャー裏から突き上げバイトが発生する。
サスペンドより
浮力で障害物をかわす力があり、特にカバー周りで信頼できる一本。


☀ 真夏のディープ(高水温期)

  • 使用モデル:62DDR-SP
  • アクション:ドラッギング → 急潜行
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水温が高くなるにつれ、バスはディープレンジへ。
62DDRを軽くボートで引っ張る“ドラッギング”でレンジキープすれば、水温サーモクライン(変化層)を直撃できる。
真夏のリザーバーや急深バンクでは、このやり方が強烈にハマる。


🍂 秋のベイトボール(中層回遊期)

  • 使用モデル:68SP
  • アクション:高速巻き(ウォブル強め)

秋は横移動+ボリューム感のあるベイトライクなシルエットが有利。
68SPの強いウォブルとラトル音で、ベイトを散らしながらリアクションバイトを誘う。
「スピナーベイトじゃ強すぎる」「ミノーじゃ弱すぎる」──そんな状況にちょうどいい“中間解”だ。


どの季節にも、必ず“そのためのモデル”が用意されている。
それこそが、ソウルシャッドがただのシャッドではなく“システム”と呼ばれる理由なのだ。

タックル&コツ

ソウルシャッドは繊細にも、攻撃的にも扱える**“レンジ対応型シャッドシステム”**。
その力を引き出すために必要なのは、ロッド・ライン・アクションの3点セットの理解だ。


🎣 1. ロッド

  • ML〜M パワー(6'4"〜6'10")

  • 基本はスピニングだが、用途次第でベイトタックルも出番大アリ

ベイトタックルなら58SP以上でカバー周りや遠投狙いに。
スピニングは45SP・52SPの“食わせジャーク”に最適。
どちらも“レギュラーテーパー”を選べば、バイトを弾かず掛けやすい。


🧵 2. ライン

  • フロロカーボン 4〜12 lb

    • ディープを攻めたい → 細め(4〜8 lb)

    • カバーや浅場での強引なやり取り → 太め(10〜12 lb)

ラインの太さひとつで、潜行レンジが0.3〜0.5 m変わる
同じルアーでも、「どこを通すか」で差が出る。


🎯 3. アクション別の使い分け

アクション適したモデル使いどころ
トゥイッチ&ステイ52SP / 58SP食わせに特化。バイトの8割は“ステイ中”に発生
高速ただ巻きSSR / DR 系横移動のリアクション狙い。秋・濁り・風強め時に
ドラッギング62DR / 62DDR真夏のディープ・冬のボトム攻略に。引くだけで潜る

まとめ & CTA|次の一歩

ジャッカル ソウルシャッド は、
「サイズ × 潜行深度 × 季節」をシステム化し、
“縦に刻む”というゲームを誰でも再現できるよう設計されたシャッドプラグだ。

  • 45〜68 mm、SSR〜DDRまでそろう全 8 モデルで
    表層 60 cm から 3 m オーバーを完全カバー。

  • 巻き心地は変えずにレンジだけを変えられるから、
    “どこを通すか”で迷わない。

  • 冬はサスペンドで喰わせ、夏はSSRでカバーを躱し、秋は68SPでベイトを散らす。
    一年中、同じリズムで釣り続けられる ―― それがソウルシャッドの真骨頂だ。

「レンジを刻む=釣りをシステム化する」
今季はソウルシャッドで、あなたの“縦のゲーム”をアップデートしよう!

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